コラム

[絶対に見て欲しい]投資塾ゆうさんの−5%ルールのYoutube動画3選

1. 【-5%ルール】個人投資家へ絶対に伝えたい投資術<前編>

投資塾ゆうさんが提唱する「-5%ルール」は、複雑な市場分析やニュース確認を必要としない、確率と統計に基づいたシンプルな投資法です。この手法は積立投資と一括投資を組み合わせた戦略で、まず積立投資では相場状況が悪化しても当初決めた金額、期間、投資先を厳守することが重要です。価格下落時こそ多くの口数を購入できるため、ドルコスト平均法の効果が最大限に発揮されます。

一括投資については、積立と同じ銘柄に投資すること、個別株ではなく投資信託やETFを活用することが推奨されています。個別銘柄は財務諸表やテクニカル分析の知識が必要で、投資家ごとに差が出やすく、業績悪化時に資金が塩漬けになるリスクも高いからです。

このルールの核心

  • 週間ベースでマイナス5%以上下落した場合に一括投資を行う
  • 2000年から2020年までのS&P500データ分析によると、週間で5%以上の下落は21年間でわずか28回
  • 年平均1.37回しか発生せず、非常に稀な買いのチャンス

市場暴落時は感情に流されがちですが、この-5%ルールは客観的な判断を助け、投資知識による成績差も出にくい利点があります。

2. 【-5%ルール】個人投資家へ絶対に伝えたい投資術<後編>

後編では-5%ルールの実践的な活用方法と視聴者からの質問への回答が詳しく解説されています。まず重要なポイントとして、-5%以上の下落は「金曜日の終値から翌週金曜日の終値」を基準にすることが明確にされています。

また、S&P500に投資していない場合でも、株式市場は米国中心に動くため、S&P500の動きをチェックする必要があると説明されています。例えばNASDAQ100へ投資する場合でも、S&P500が-5%以上下落したなら買いのタイミングと判断できます。

投資信託と海外ETFのどちらを選ぶかについては、市場がパニック状態の時は数パーセントの価格差は誤差の範囲内なのでどちらでも問題ないとされています。注文のタイミングは金曜日か月曜日が理想的で、火曜日から木曜日の発注は避けるべきだと助言しています。

具体的な投資法としては、積立投資に加えて、S&P500が-5%以上下落した時に積立金額の1年分を一括投資するスタイルが推奨されています。シミュレーション結果によると、この方法は積立のみの場合と比較して大幅な利益向上が確認できました。初心者には積立と一括投資の組み合わせが最もバランスの良い選択肢だと結論づけられています。

3. 【▲5%ルール投資法】NASDAQ100『前編』

この動画ではS&P500に加えて成長著しいNASDAQ100指数を基準とした-5%ルールの有効性が検証されています。重要な注意点として、投資の基準とすべきはNASDAQ総合指数ではなくNASDAQ100指数(ティッカー:NDX)だと強調されています。

2000年から2021年7月までの約21年間でNASDAQ100は約360%上昇という驚異的な実績を示していますが、その道のりは平坦ではなく、様々な危機を乗り越えてきました。この期間における週間-5%以上の下落回数は、NASDAQ100が74回、S&P500が29回と、NASDAQ100の方が価格変動が大きい傾向にあります。

しかし詳細分析によると、2000年から2002年のITバブル崩壊時にNASDAQ100は41回もの-5%以上の下落があり、この特殊な期間を除外して2003年以降のデータに焦点を当てると、NASDAQ100の-5%以上の下落は33回(年平均1.8回)と、S&P500(年平均1.2回)より多いものの、より現実的な数値となります。

過去のチャートを振り返ると、-5%ルールは常に最安値を当てられるわけではありませんが、最安値付近というレンジを捉えることができる投資法です。最安値にこだわるのではなく、半年後に振り返って「買って良かった」と思える水準を提供することが、この投資法の本質だと説明されています。

投資は自己責任で行ってください。本記事は投資助言ではありません。

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